柏島ファンダイビング 初日

マルスズメダイyg
民宿から海を眺めると、鏡のように穏やかです。風がないのでとっても暖かく感じます。ホントに天候に恵まれました。

ジャングルジム

1本目はジャングルジムです。エントリーすると、透明度も20m以上! おまけに水温は20℃。このところ、伊豆の16℃を味わっているので、暖かく感じます。60分以上潜っても全然大丈夫です。ここには夏からマルスズメダイの幼魚が居ついてます。成魚はそうでもないのですが、幼魚はびよ~んと伸びた尾びれと、目の縦線が何ともいえずキレイです。

スケロクウミタケハゼ ハタタテハゼ

ただ、相手はスズメダイ・・・ちょこちょこ動き回るのでなかなか根気が必要です。トゲトサカに付いたスケロクウミタケハゼ、ハタタテハゼ、トノサマダイなどなど。

ニシキフウライウオのペア
後浜No1.5

柏島といえども、この時期になると水温が下がるので、ハゼは出てないことが多いのですが、良い潮が入ったのか?、それとも水温が例年より少し高めなのか?、いろんなハゼが餌を食べ食べ元気にホバーリングしていました。ヤシャハゼはペアが2組とシングルが2個体。ヒレナガネジリンボウはたくさん、ネジリンボウ、ハチマキダテハゼ、ヤノダテハゼなどなど。浅場に帰ってくると、ニシキフウライウオがペアでいました。かなり立派なサイズです。黒と黄色の個体なので、同じような色のウミシダについていたと思われるのですが・・・近くにそんなウミシダはなく、ガンガゼと岩の間をふらふらしていました。前日までは波が高かったので飛ばされちゃったんですかね・・・ 

アオサハギ ヤシャハゼ

そのほか、ガラスハゼ、ミナミウバウオ、アオサハギ、カザリイソギンチャクエビなどなど。

イレズミハゼ
後浜No2.0

今年最後のダイビングです。狙いはホカケハナダイ。ホカケハナダイ・・・名前に聞き覚えはあるんだけど、どんなんだったっけ??その場では思い出せなかったのですが、10年近く前に大瀬崎で集団で見つかって一大ブームにになったあのハナダイですね。2匹いたんですが、ハナダイですから・・・撮影は一苦労です。ホカケハナダイを追っかけていると、近くにいたケラマハナダイ、カシワハナダイ、キンギョハナダイがざわついて来て、産卵を始めました。特にカシワハナダイのオスが激しく他のオスを蹴散らして蹴散らして、勝った!と思ったらメスがいないなんてことも。カシワハナダイの婚姻色は図鑑に出ているものよりもさらに赤が鮮やかで本当にキレイでした。
キビナゴもいっぱい群れていて青い海にキラキラ反射して、まるで秋の海のようでした。サンゴの隙間にはセダカギンポの子供がいました。

セダカギンポyg アジアコショウダイ

今日は大晦日。1年最後のダイビングはベタ凪で抜群のコンディションの中、レアものや生態観察でじっくりのんびり楽しみました。終わりよければすべて良しです。民宿の晩御飯には年越しそばも出てきました。お刺身もおいしくてお腹一杯。その後、ファニーダイブさんで格闘技を横目で見ながらお酒を飲みながらワイワイしておりました。天気予報で初日の出は難しそうなのでゆっくり寝ることに決めて大晦日の夜は更けていきました。

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