朝起きると、元気な人から『昨日より風強いですね～、天気はいいですよ』と、報告を受けました。ホテル近くの公園でひと汗かいてきて、さわやかな朝を迎えたご様子です。

朝ごはんを食べにレストランに行くと、行列が出来てます。集合時間に間に合うのか？と心配しましたが、まあ、一瞬の出来事でした。朝ごはんを食べて、ヒロさんのお迎えで、お店に出発。ホテルからお店までの道は、島の真ん中を通って行くので海が見えません。こんな予報の時は、海が見えるまで、ちょっとドキドキですが、海岸線に入って、海を見ると、昨日とあまり変わってなさそうな感じです、ホッ。

昨夜の晩ご飯の時、みんなで話し合った結果【マンタポイントは行かなくてもいい】【あまりボートの揺れないところ】【ナカモトイロワケハゼが見たい】などなど、リクエストをタラオさんたちに伝え、スケジュールを組んでもらいました。

ナカモト団地

まずはリクエストの【ナカモトイロワケハゼ】です。ただ、リクエストの中に【ボートが揺れないところ】っていうのもありましたので、タラオさんに『ちょっと揺れますがどうしましょう?』と相談されましたが、皆さん『かわいい子に会うために頑張るっ！』と、そろって決意を表明し、案内してもらいました。

この【ナカモト】さんたちは、少々深いので、あまり、ゆっくりお会いできません。注意点、観察の仕方などなど、レクチャーを受け港を出発。波は昨日とさほど変わらない感じです。

到着すると、ソコソコ揺れてましたが、昨日一番揺れてた【マンタスクランブル】より少し揺れる程度。みんなサクサク準備してエントリー。ゆっくり深いところへ行くと・・・かわいらしい子たちに会えました。

『おおおーっ！』と叫びながらのご対面。ゆっくりしたいのはやまやまですが、あんまり長居は出来ないので早速撮影開始。『こっち向いて～』『卵のそばに来て～』『仲良く寄り添って～』と、デジカメ片手に頼むんですが・・・なかなかうまくはいきません。

それでも、みなさん、ナカモトさんと楽しく遊んでいただけました。ナカモトさんとお別れして、浅いところで、ガラス細工みたいなナデシコカクレエビ、カクレクマノミなどなど見て終了。ボートもソコソコ揺れてるので、とりあえずすぐ撤収。次のポイントへ。

米原沖Wリーフ　コーラルドロップ

ナカモト団地から米原沖に移動。ボートが揺れないところで小休憩した後、2本目のダイビング【コーラルドロップ】です。前半はキレイなサンゴを眺めて癒されるダイビングです。アカネハナゴイ、デバスズメダイ、真っ白な（白化した）イソギンチャクにすむハマクマノミyg、ガラスハゼなどなど。

途中でタラオさんが、またまた【ユキンコボウシガニ】を見つけてくれました。昨日の子よりももっと小さい子でした。またまた、みんな釘付け。昨日の写真に満足してない方は、ぴったり張り付いてました。

後半は移動しながら、キレイなヤドカリを観察。ミギキキヨコバサミsp、ダンダラヒメヨコバサミ、アカツメサンゴヤドカリ。かわいい魚では、アカメハゼ、クレナイニセスズメ、アオギハゼなどなど。

米原沖Wリーフ　ハオコゼ根

お昼ごはんを食べて、お昼寝した後、3本目のダイビングです。早いもので、もう最後のダイビングになっちゃいました。ここでのリクエストは【フリソデエビ】です。でも、その前に、小さな根で、小物を楽しむダイビングです。

まずは、ウミウシカクレエビです。クロナマコについていたので、普段見るものよりちょっとブラックな感じがカッコいい。サンゴの隙間にすむかわいいパンダダルマハゼ、オドリハゼ、メガネゴンベ、オオアカホシサンゴガニなどなど

ポイントの名前どおり？ハダカハオコゼもいました。大きめで白い個体と、小さいピンクの個体です。ピンクのほうには胸鰭のところに寄生虫が付いてました。大丈夫なのかな？（後日、タラオさんから、脱皮のときに一緒に取れたと連絡がありました。良かったです。）

最後にフリソデエビのペアです。薄いピンクでキレイなエビです。オニヒトデをムシャムシャ食べておりました。その他、キリンミノyg、キカモヨウウミウシ、ムチカラマツエビなどなど。

これで、ダイビングは無事終了。台風でどうなることかと思いましたが、無事潜れてよかったです。ネイチャー石垣島のタラオさん、ヒロさん、ワンちゃんたち、今回も大変お世話になりました。楽しいダイビングをありがとうございました。また、懲りずに遊びに行きます。

ホテルに帰って、ちょっとだけゆっくりして、お土産を買いにお出かけしました。この2日間、ご飯前に元気に走ってた人も一緒です。当たり前か。その後に、晩ご飯を食べに行きました。リクエストの【石垣牛の焼肉】です。

お土産タイムのおかげで少し遅い時間になりましたが、かえってお腹は減ってバッチリ。2日間のダイビングを肴に、楽しく、おいしくいただきました。