柏島ツアー 初日

柏島
夏と冬の恒例になりつつある柏島。今回もご覧の通り天気に恵まれて、楽しいダイビング&おいしい食事を堪能してきました。

後浜No1
今回のツアー参加者のみなさまのリクエスト「ハゼ」です。第1希望のヤシャハゼ。今年はヤシャハゼの当たり年で、たくさんいるとのこと。これは期待が膨らみます。潜ると・・・いるいる。ランドールピストルシュリンプと一緒に。はたまたペアと、フォト派ダイバー垂涎の状況が目の前に!他にもネジリンボウやホタテツノハゼ。どの個体も忙しく動いて、引っ込む気配なし。ムフフ・・・と喜んでいたところへ、お食事中のクロサギとヒメジが、バフバフしながら近づいてきて・・・・あっという間に引っ込んでしまいました。トホホ・・・
でも、ホタテツノハゼはご覧の通り、撮影できました。でも、ちょっと図鑑と違うでしょ?左の個体は、背ビレをキレイに食べられてしまったんですって。右は普通の個体。

ホタテツノハゼ ホタテツノハゼ

この時期は、やっぱり産卵活動を観察するのが楽しいですね、はちきれんばかりのお腹のオトヒメエビや、卵に一生懸命新鮮な水を送り続けるクマノミ。巣作りに忙しいスズメダイ。
去年柏島でエビカニ好きになってしまった、ふるはしさんに新たな分野「ヤドカリ」はいかがでしょう?ってことで「アデヤカゼブラヤドカリ」「カザリサンゴヤドカリ」「アカツメサンゴヤドカリ」などを観察。いやぁ~侮れません。ヤドカリ。面白いです。これからヤドカリの時代が来るかも?(・・・来るのか?)

後浜No3.0
エナガイザリウオを初めて見ました。その名の通り、柄が長いんですが・・・わかりますか?他のイザリウオと違って、泳ぐ、泳ぐ。全然、いざりません。あっちに行ったり、こっちに行ったり。クリーム色の個体とピンクの個体がいて、どちらも2~3cmでムチャムチャ可愛かったですよ。
他にも、とっても可愛い白いコバンハゼ。毎回柏島に来るたびに写真を撮ってるんですが、枝サンゴの中をちょこちょこ動き回るのでなかなか良い絵がとれないんです。でも、今回はいけました。カメラの腕が上がったわけではなく、背の低い枝サンゴに住んでいる個体がいたから・・なんですけど。今のところ柏島でしか見つかっていないので、和名も付いてないです。可愛い名前が付くと良いなぁ~
タスジウミシダウバウオやダンゴオコゼ、タテジマヘビギンポ。素通りしがちなスミツキトノサマダイやフウライチョウチョウウオ、トノサマダイなどのチョウチョウウオの仲間も、今は幼魚が多くて楽しいですね。

エナガイザリウオ コバンハゼ

竜の浜
ここでの目玉はカミソリウオ。でも、ただのカミソリウオじゃありません。なぜか皮弁が発達してモジャモジャのカミソリウオです。何がどうなって、こんな姿になってしまったんでしょう??セミホウボウの子供に、ウミテング、1cmくらいのアジアコショウダイの幼魚、2cmくらいのタツノオトシゴ、黄色のテンスモドキの幼魚、ヒレナガハギの幼魚にソウシハギ、ニシキカンザシヤドカリなどなど。初日ですでに大満足の柏島ですが、これで終わりではありません。晩御飯はカツオのタタキ、サザエ、クルマエビの磯焼きなどいっぱい頂いて、またショップに戻ってお酒をいただきながらログ付け&楽しいお話をいっぱい。名古屋近郊の海では普通にいる「ハオコゼ」は柏島では珍しいそうです。正に所変われば・・・ですね。去年出版されたハゼ図鑑の写真がどれもこれも、キレイにヒレを広げてて、なんでこんなのが撮れるんだろう?って思ってたんですが、そのテクニックを教えてもらいました。なるほど、納得です。知りたい方は、お店でこそっとお教えします。

カミソリウオ かんぱ~い!

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